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[T1] まとめ【ブラックスワン〜怯え】

 ダーレン・アロノフスキー監督 2010年アメリカ  ナタリー・ポートマン主演   久しぶりにホラー映
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ブラックスワン〜怯えるヒロイン

 ダーレン・アロノフスキー監督 2010年アメリカ  ナタリー・ポートマン主演
  
 久しぶりにホラー映画を観ました。スプラッタものではなくて、正真正銘のホラー映画だと思います。
 駆け出しのバレリーナであるヒロインが「白鳥の湖」の主役を射止めて、厳しい稽古、周囲の妬みや敵意、自分の内面との戦いをへて、初日を迎えるまでが物語の大筋ですが、なんとも観ていて肩が凝る映画でした。
 全体に70年代の「サスペリア」や『オーメン」を思い出させる雰囲気で、ヒロインはずっと何かに怯えている。こう怯えてばかりでは、とても大役など務まらないだろう、というくらいの怯えぶりです。痛々しいほどの痩せた身体で、砕けた笑顔ひとつ見せない、いつも額に青筋を立てるような表情で歩きまわるヒロインを見ているだけで、こちらは十分不安な気分になりました。一体何に怯えているのだろう?嫉妬渦巻くバレー団か、女性に手が早いという監督か。
 話が進んでいくと、彼女の家庭は母子家庭らしい、母親も昔はバレリーナだったこと、群部でプリマになることを夢見ていたけど妊娠してキャリアをあきらめたらしいこと。その時既に28歳だったこと。現在はどうやらエキセントリックな絵を描く画家であるらしいこと、娘を溺愛していて自分の夢を託していること、などが明らかになっていきます。
 ヒロインの部屋はもう十分成長した娘の部屋としては異様に見えるベビーピンクとぬいぐるみで統一されていて、眠れない時はバレリーナが踊るオルゴールをママがかけてくれます。十分成長した娘の帰りが少し遅いだけで、ひっきりなしに母から着信があります。
 ヒロインでなくても、おかしくなりそうです。      
 映画中、何度もヒロインの肩や指先から血がにじむシーンが出てきます。手先、つま先、肩、あらゆるところから血をにじませる。現実にヒロインの自傷行為もあれば、幻覚もある。公演初日を迎えるまでのヒロインは、もう本当に精神を病んでいます。壮絶です。
 この映画は、白鳥、黒鳥両方を演じる大役のプレッシャーに押しつぶされそうなバレリーナの話という体裁をとりつつ、大人になってゆく娘の母からの自立、母の意思を汲み取って無意識に抑圧してきた自身の自然な欲望、怒り、喜び、衝動を自分の殻をぶち壊して自分のモノにする、怯える少女から一人前の女性になる、ある意味死と再生の物語だと思いました。
 
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