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In walked Bud

今日の(もう昨日ですね)セッションで演奏した曲のひとつです。
初めて弾いた曲で、フロントの方のハイペースにひたすらついてゆく感じで終わりました。
セッションではたまに相手からの曲に知らない曲が出されることがありますが、余程でなければ断らないようにしています。上手くいかないかもしれないけれど、思い切ってやってみた方が知らない曲と新しく出会えることが多いからです。

このIn walked Bud、ああいい曲だな、と弾きながら思いました。格好いい音だな、いい曲だな、終わってみるとフロントの方がセロニアス・モンクの曲だよとおっしゃって、ああそうか言われてみればモンクっぽいな、なるほどね。その時はそれだけでしたが、帰宅してからふと気がついてこのBudというのはもしかしてバド・パウエルのことかしら、そういえばモンクとバド・パウエルってリンクしてたような、と思って少し調べてみたら、やはりバド・パウエルのことでした。モンクがバドに音楽理論を教えたらしいです。
でもそれよりも少しだけ調べただけなのに出てくるバド・パウエルの暗いエピソードの数々。
それは置いておくとして、せっかく出会えたのでしばらくこの曲と向き合ってみようと思いました。

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燃えよドラゴンを観る

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1973年香港、米映画、ブルース・リー主演。

有名な映画ですがちゃんと観たのはこれが初めてです。
少し前までたまにTV放映されていた気がします、冒頭のあたりのシーンはなんとなく見覚えがありました。
今更ながらですが、ブルースリーの見事な肉体にまず驚きました。フォロワーが後を絶たない元祖アクションスターのようなものなのだから、当然なのかもしれませんが、それにしても細マッチョの極みでした。
映画の中でバレるだろうに、という敵の後をつけるシーンがありましたが、あれだけ俊敏な筋肉質の身体をみると、なんとなくありかな、と思わせてしまうあたりがすごいと思います。
話の内容は置いておくとして。
香港に向かうシーンからなんだろう、この画面の質感は、ということから気になりだして、ああそうだ天知茂明智小五郎の美女シリーズの感じとそっくりなんだ、バックに流れてる曲といい、まんまだな、いやいや明智先生の元ネタがこちらということか、どこのアジアかわからない無理やりなシチュエーションの宴会(終わらない相撲、踊りなんかい!)はパノラマ島みたいだし、秘宝が並んでるシーンは黒蜥蜴みたいだし、それから黒人俳優はまるでアースウィンド&ファイアーみたいなパンタロンだし、白人俳優のタートルネックはちょっとパツパツできつそうよね、とか。
要はツッコミどころやツボが多すぎて、自分としてはとても楽しかったということです。

でも一番の発見はブルース・リーでした。
今までスチール写真でしか知りませんでしたが、動くブルース・リーはずっとずっと格好良いのです。
確かに彼は、伝説的な亡くなり方も含めて、スターだったのだなぁと感心した次第です。

ファントム オブ ザ パラダイス

ブライアン・デ・パルマ監督作品 1975年アメリカ映画。
 
学生時代に同級生にすすめられて観た映画です。当時リアルタイムではなく既にマニアック、カルト、そういったくくりの映画として捉えられていたと思うし、そもそも若い人には知らない人も結構いたと思います。自分自身も勧められるまで知りませんでした。
初めて観た後の感想は、唖然、のヒトコトでした。とんでもないものを観てしまった、どうしよう。
オペラ座の怪人とファウストとドリアングレイの肖像を全部一緒くたにしたような内容の物語、大物プロデューサーに曲を盗まれた無名の作曲家がたどる運命の苛酷さ、シュールさ。ヒロインに対する純愛、ヒロインの歌手として成功したいという強い野心、悪魔と言ってもよい大物プロデューサー。そういう諸々が交錯する中、ポール・ウィリアムズの楽曲が散りばめられて、(曲はどれも良いのです。)もう何だかわからないくらいのカオスを生み出していました。

ヒロイン演じるジェシカ・ハーパがオールドソウル~愛は永遠の灯り~を歌うシーンは忘れられません。
白い顔の中にぽっかりとした瞳、小柄で華奢な容姿からは考えられない低く響くベルベットのような歌声。
スコアも何も無いのですが、記憶をたどってピアノで弾いてみました。

I'll close my eyes

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小津安二郎 『お早よう』

1959年松竹映画。
東京郊外のつつましい五件の建売住宅(文化住宅と呼ぶべき?)に住む大人と子供の日常が緩やかに描かれています。
少し前に昭和三十年代が流行っていましたが、この映画はリアルに昭和三十年代のもの。DVDリマスターで2008年に出されているのは、あるいは昭和ブームに乗ってのことかもしれません。

洗濯機、テレビ等の電化製品普及化まであと一歩といったところ、しじゅう噂話をしているように見える主婦の家事労働は現代の比ではなかったはずです。父親たちは定年の話をちらほらしたり、(このあたり小、中学生の子供がいるのにもう定年?と思いました、昔は定年年齢がもっと若かったのでしょうか)
定年話を何となくしている笠智衆夫婦の同居している妹が若いOL久我美子なのですから、兄妹どれだけ年が離れているの?とちょっと不思議な感じがします。

この久我美子の装いがなかなか素敵なのですが、もうちょっとで恋人になりそうな雰囲気の佐田啓二はどうして部屋の中でマフラーまいてるの?とか、コートもよく似合っていい男だけど、なんか太宰治みたいよね、とか杉村春子さんいい味出しすぎ、とか、いろいろありますが、画面ごとの配色の綺麗さはちょっとした驚きでした。色の感覚がなんだかデザイン的で、結構計算されている感じなのです。ちょっと昔の日本のマッチ箱の絵柄とかこどもの本とか、そういうものを連想させる感じがしました。
とにもかくにも一見の価値はある映画に思います。

春にして君を離れ

k1


印象的なタイトルはシェイクスピアのソネットから。
ミステリーの女王アガサ・クリスティー(中村妙子訳 ハヤカワ文庫)によるポワロもミスマープルも登場しない小説、にもかかわらずとてもクリスティー的な要素が強い物語に思えます。
列車での旅、バグダット、砂漠のなかのレストハウス、お茶の時間、鏡を見つめるヒロイン、完璧な良妻賢母のイギリス女性。これらのキーワードだけでも極めてクリスティー的なのですが、悪天候で列車が運行しなくなったため、砂漠のレストハウスに数日間否応なく滞在することになったヒロインが、有り余る時間の中で次第に過去の出来事の記憶を辿り始めて、やがてそこに見ぬふりをしてきた真実をみいだすまでは、ある意味推理小説よりもスリリングです。
約二十年ぶりの再読でしたが、やはり一気に読んでしまいました。内容は大体覚えていましたが、細かい部分は忘れていたし、ヒロインの年齢に自分が近づいてきたせいか、若い頃よりもある種のリアリティーを覚えながら読みました。こういう人は確かにいるだろうなぁ。。。。
 



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